下書きを見て、スライドにうさぎを描いています。
スタッフが優しく指導。ほかの人の絵も気になります。
うさぎのスライドが完成。
スライドを「種板」に固定します。
「風呂」の操作をレクチャー。
平成21年の夏に大阪市内で行われたワークショップのようすをレポートしましょう。
4歳の子供から、50代の方まで約20名の方々に参加いただきました。まず簡単に「錦影絵」の説明があり、どんな仕組みになっているかを理解していただきます。
そして、いよいよ上演のための実際の「種板」の製作に。「ある日の草原の動物たち」という短いシナリオにそって、グループに分かれてスライドを作ります。
思い思いにキリンやライオンなどの動物を描いたり、草の茂るようすを描いたり、星空を描いたり、みんな楽しそうです。
下書きを見ながら、塩ビ板に色をのせていきます。ひとりで数枚のスライドを作ります。
スライドが完成したら「種板」に固定して「風呂」に装着。なんだかわくわくしますね。
プロジェクトのお兄さんやお姉さんが、「風呂」の基本操作を教えてくれます。軽いので、小さな子供でも難なく操作ができます。
準備が終わったら、照明を消してグループごとの上映が始まります。お姉さんのナレーションに合わせて、動物を動かしたり、草を出したり、星を光らせたりと大忙しですが、
スクリーンの裏からも、観客の側からも歓声が飛び交います。なにしろ、さっき自分が描いた動物や草や星が、大きくなってスクリーンの上でいきいきと動いているのですから。
短いお話の上演でしたが、とても楽しいひとときでした。年輩の方からも、「童心に帰ったようで、楽しい思いをしました。参加して良かった」とご感想をいただきました。
持って帰ったスライド使って、オリジナルの照明スタンドを作った方もいらっしゃったようです。
「錦影絵」に触れて、創造する楽しみを味わうことのできた一日でした。